| 実践研究 |
＜女性のつどい＞
10月18日に日進市民会館で行われた「女性のつどい｣にブースを出した。
当日はパネル展示・ジェンダーチェック・フェアトレード商品の販売を行い、
「もうやっこ」のリーフレットも配布した。
パネル展示では、ジェンダーという言葉を知ってもらい、
ジェンダーチェックでは自分の意識を確認し、
フェアトレード商品を手に取ることでその目的やアジアの女性の実態を知ってもらった。
リーフレット作成にあたっては、
各年代の女性が日常のなかで感じている疑問を広く取材し集められた多くの「なんかへん？」の中から、
女性学の立場で、各年代の思いを一目でわかるように言葉にまとめてみた。
半年間の学習の集大成ともいえる力作となった。
女性のつどいに参加することによって「もうやっこ」の名前を広めることができ、
多くの方に女性学に対する理解を持ってもらうことができた。
＜ジェンダーチェック研究＞
10月18日の「女性のつどい」参加者に対して「ジェンダーチェック・生活場面編」を行い、
得られた結果から、ジェンダーへのとらわれ度（ジェンダーバイアス）を性別・世代別に分析することを試みた。
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参加人数は女性が10代から70代までの85名、男性は30代から60代までの10名。
その結果を縦軸を年代、横軸をジェンダーバイアス（チェック表の点数）として表わすと、図のようになる。
これを見るとわかるように、
女性･男性とも世代が高くなるほど、ジェンダーバイアスが高いということが言える。
しかし、30代の女性は、他の世代に比べてジェンダーバイアスの高い人の割合が多く、
若年女性に保守化の傾向が感じられる。
男性については、少ない人数ではあるが、
ジェンダーバイアスの低い人の割合が女性よりも多い結果となった。
（研究結果については、中日新聞・毎日新聞で紹介された）
＜関連施設見学＞
10月28日、イーブネット（名古屋市女性会館・中区）、ウィルあいち（愛知県女性総合センター・東区）の見学会を実施。
そのあと、40代の女性４人が共同出資して経営している「実験工房・手と手」（東区）を訪問。
その一室をお借りして昼食をとりながら、
フェアトレード商品を扱う店「風”s(ふ〜ず)」（ウィルあいち内）の代表・土井ゆきこさんに、
女性が起業する事・フェアトレードとの出会いなどについて、お話をうかがった。
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フェアトレードとは、発展途上国の有機食品や手工芸品を、公正な価格で取引し、
仕事創りから技術援助もする、今までの貿易と対極をなす貿易で、
世界のNGOを中心に繰り広げられている草の根の国際交流である。